大津祭2025の曳山巡行とは？ちまきの意味や歴史とからくりの見どころを紹介

2025年9月28日

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滋賀県大津市で毎年10月に開催される「大津祭」は、豪華絢爛な曳山巡行と精巧なからくり人形の演出で知られる、歴史ある祭礼です。

ユネスコ無形文化遺産にも登録され、全国から多くの観光客が訪れるこの祭りでは、厄除けの縁起物として授与される「ちまき」も大きな注目を集めます。

江戸時代から続く伝統や地域の人々の熱気を感じられる大津祭は、まさに見どころ満載。

この記事では、2025年の曳山巡行の魅力や見どころ、ちまきの意味、さらに歴史やからくり人形のポイントをわかりやすく解説します。

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大津祭2025とは？開催日程と基本情報

大津祭2025は、滋賀県大津市で開催される、江戸時代から続く伝統的な秋祭りです。

2025年は「宵宮」が10月11日（土）夕刻～21時、「本祭」が10月12日（日）9時30分～17時30分に行われます。

大津祭2025とは

大津祭は天孫神社の祭礼として始まり、国の重要無形民俗文化財に指定されている湖国三大祭の一つです。

まちの中心部を舞台に、きらびやかな曳山（やま）が巡行し、からくり人形による演出や、厄除けの「ちまき」がまかれるなど、多くの見どころがあります。

開催日程

山建て：2025年10月5日（日）8:30～15:00
宵宮：2025年10月11日（土）夕刻～21:00
本祭（曳山巡行）：2025年10月12日（日）9:30～17:30

※くじ取り式（巡行順抽選）：2025年9月16日（月）

基本情報

開催場所：天孫神社、JR大津駅周辺、中央大通り一帯（滋賀県大津市中央1丁目～2丁目ほか）
アクセス：JR大津駅から徒歩／京阪びわ湖浜大津駅・島の関駅から徒歩
観覧料：無料（有料観覧席あり・詳細は公式サイト参照）

もも

大津祭は、歴史ある町並みで豪華な曳山の巡行や夜の幻想的な提灯風景を楽しめる、秋の大津を代表する伝統行事です。

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もも

車を利用する場合、交通規制や渋滞回避のため、交通規制外もしくは、2～3駅手前の駐車場に駐車し、公共交通機関で移動する方法がおすすめです

曳山巡行とは？大津祭のメインイベント

曳山巡行は大津祭のメインイベントで、本祭の日に行われる街全体を彩る伝統行事です。

13基の豪華な曳山が天孫神社前に集結し、1日かけて大津市街を巡行します。

曳山巡行の概要

曳山は江戸時代から受け継がれた美しい装飾・彫刻が施され、高さ約6mもの大迫力で街を練り歩きます。
それぞれ異なる「からくり人形」が曳山に乗せられていて、巡行20か所以上の「所望（しょうもん）」ポイントで見事なからくりを披露します。
巡行コースの途中では厄除けの「粽撒き（ちまきまき）」も行われ、粽は無病息災のご利益がある人気の祭りアイテムです。

大津祭の華やかさ・見どころ

曳山巡行は、笛や太鼓など祭囃子が鳴り響く中、江戸町人文化の華やぎと季節の情緒が満ちあふれます。

曳山が中央大通りに揃う瞬間や、夜に提灯で照らされた幻想的な風景など、大津祭最大の賑わいを体感できるイベントです。

曳山巡行は大津祭のメインイベントで、毎年本祭の日に大津市街地を彩る伝統的な行事です。

13基の美しく装飾された曳山が、天孫神社前に集まり、1日かけて市街を巡行します。

曳山は江戸時代から受け継がれる大津祭ならではの豪華な山車で、一基ごとに異なる彫刻や装飾が施されています。

各山車には精巧な「からくり人形」が載せられ、巡行20か所以上の「所望」ポイントで見事なからくり演技が披露されます。

また、厄除けを祈願した「粽撒き」も人気の伝統行事です。曳山囃子が響き渡り、季節の情緒と町の賑わいが一体となった大津祭最大の見どころです。

大津祭の「ちまき」とは？その意味と由来

「ちまき」は大津祭を象徴する祭りアイテムで、厄除けと無病息災の願いを込めた縁起物です。

本祭の曳山巡行で、各曳山から沿道の人々に向けて盛大に撒かれる「ちまき撒き」は400年近い伝統を持ち、毎年参加者からも大変人気です。

ちまきの意味

大津祭の「ちまき」は食べ物ではなく、厄除け用の粽です。

天孫神社でお祓いを受けたものが使用され、家の玄関先に飾ることで一年間の無事や健康を祈る風習があります。

ちまきの由来

曳山から撒かれるちまきは江戸時代から続く伝統で、祇園祭でもかつて行われていた粽撒きの名残を今に残す珍しい行事です。

祭り会場で手に入れた粽は、厄除けアイテムとして地域の人々に大切に飾られています。

公式キャラクター「ちま吉」とは

大津祭の公式キャラクター「ちま吉」は、厄除けちまきが集まって誕生した粽の精霊。

祭りの盛り上げ役として、ポスターやグッズ販売、SNSなど様々な場面で活躍しています。

もも

大津祭のちまきは、伝統文化と地元の願いを受け継ぐ大切な縁起物です。
手に入れた際は家の玄関などに飾り、年の守り札として活用しましょう。

大津祭の歴史と伝統を知る

大津祭は、約400年の伝統を誇る滋賀県・大津市の代表的な秋祭りです。

天孫神社の祭礼として江戸時代初期（慶長年間・1596～1615）に始まったとされ、現在も町民による熱い思いと連帯感で受け継がれています。

大津祭の起源

大津祭の発祥は、鍛冶屋町の塩売治兵衛が天孫神社の祭礼の日に狸の面をかぶって踊り、町の人々を楽しませたことがきっかけと伝えられています。

その後、治兵衛が年を重ねたのを機に狸が腹鼓を打つからくり人形が作られ、地車に載せて引いたことが曳山巡行の始まりです。

江戸時代の町人文化と発展

大津は江戸時代、東海道最大級の宿場町であり、琵琶湖の港町としても繁栄していました。

その豊かな経済力と高い文化水準を背景に、大津町人たちが競い合って豪華な曳山（山車）を製作し、からくり人形や美しい装飾が祭りの大きな魅力となります。

現代に伝わる伝統

現在も13基の曳山が巡行し、からくり人形の実演や幕類・装飾の豪華さ、「ちまき撒き」といった独特な行事が受け継がれています。

平成28年には国の重要無形民俗文化財に指定され、今なお多くの人々を魅了し続けています。

もも

大津祭は、町人文化の華やかさと地元に根ざした連帯感、数百年にわたり伝えられる創意工夫が息づく伝統行事です

からくり人形の見どころと魅力

大津祭の「からくり人形」は祭り最大の見どころで、曳山一基ごとに異なる精巧な仕掛けと情緒あふれる演出が施されています。

からくり人形とは

江戸時代から受け継がれるからくり人形は、故事や能楽、伝説をモチーフにして製作されたものが多く、全国でも2番目の古さ・規模を誇ります。
大津祭本祭の曳山巡行では、曳山ごとに20箇所以上の「所望（しょうもん）」スポットで実演。

五色の采配棒の合図とともに、からくり囃子が鳴り響き、本格的な動きや変化を楽しめます。