博多祇園山笠2025はどんな祭り?追い山や歴史・見どころも分かりやすく紹介

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福岡・博多の街に夏の訪れを告げる「博多祇園山笠(はかたぎおんやまかさ)」。

約770年の歴史を誇るこの祭りは、舁き山(かきやま)と呼ばれる重さ1トンもの山笠を男たちが担ぎ、博多の町中を駆け巡る勇壮な行事です。

中でも祭りのクライマックスとなる「追い山」は、観る者すべてを圧倒する迫力とスピード感が魅力!

この記事では、そんな博多祇園山笠の歴史やどんな祭りなのかという基本情報から、見どころや楽しみ方のポイントまで、初めての方でも分かりやすくご紹介します。

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目次

博多祇園山笠とは?どんな祭りなのか基本情報をチェック

福岡・博多の街で毎年7月に開催される「博多祇園山笠(はかたぎおんやまかさ)」は、約770年もの歴史を誇る日本屈指の伝統祭りです。

ユネスコ無形文化遺産にも登録されており、福岡の夏の風物詩として国内外から多くの観光客が訪れます。

開催時期と場所

博多祇園山笠は毎年7月1日~15日までの約2週間にわたって行われます。

主な会場は櫛田神社(くしだじんじゃ)とその周辺エリア

祭り期間中は博多の街全体が祭り一色に染まり、熱気あふれる光景が広がります。

どんな祭りなの?

博多祇園山笠は疫病退散を祈願する祭りとして始まったとされ、今日では地域の安全と繁栄を願う神事として継承されています。

祭りの見どころは、総勢数百人の男衆が「舁き山(かきやま)」と呼ばれる重さ約1トンもの山笠を担ぎ、博多の街中を駆け巡る迫力満点の光景。

山笠には豪華な飾りや歴史物語の人形があしらわれ、見た目にも華やかです。

行事の流れ

祭りは7月1日の「飾り山笠の公開」からスタート。

各町内に設置された巨大な「飾り山笠」が一般公開され、写真撮影スポットとしても人気です。

7月10日以降になると、舁き山が動き出す各種行事が行われ、祭りは一層の盛り上がりを見せます。

そして最終日の7月15日早朝には、祭り最大の見せ場「追い山」が行われ、締めくくりを迎えます。

博多っ子の誇りを体感

博多祇園山笠は単なる観光イベントではなく、地域に深く根付いた祭り。

参加する男衆や地域住民たちの誇りと情熱が随所に感じられるため、観光で訪れた方にもその熱気と一体感が強く伝わってきます。

博多祇園山笠の歴史 約770年続く伝統行事とは

博多祇園山笠は、約770年もの長い歴史を誇る日本屈指の伝統行事です。

その起源や発展の背景を知ることで、祭りの魅力がさらに深まります。ここでは博多祇園山笠の歴史や由来についてわかりやすくご紹介します。

起源は鎌倉時代!疫病退散がはじまり

博多祇園山笠の起源は、鎌倉時代の1241年(仁治2年)にさかのぼります。

当時博多の町では疫病が流行しており、櫛田神社の僧侶・聖一国師(しょういちこくし)が、疫病退散を祈願して施餓鬼棚(せがきだな)に乗り、町中を清めて回ったことが祭りの始まりと伝えられています。

この時、聖一国師が施餓鬼棚に乗り「お祓い水」を撒きながら練り歩いた様子が、後の山笠行事の原型となりました。

山笠の形態と発展

当初は静止した飾り棚が主流でしたが、時代とともに移動する山笠へと発展。

江戸時代には現在のように舁き山(かきやま)が登場し、男衆が担いで町中を駆け抜ける形が定着しました。

また、明治時代の電線普及により、背の高い山笠は動かさずに展示する「飾り山笠」と、実際に担いで走る「舁き山笠」に分かれるようになりました。

この名残は現在も続いています。

地域とともに守り継がれる文化

博多祇園山笠は、櫛田神社の神事でありながら、地域の町衆が一体となって運営する「町人文化」の象徴でもあります。

長年にわたり地域の誇りとして受け継がれ、子どもから大人まで多くの博多っ子がこの祭りに関わっています。

平成28年(2016年)には、ユネスコ無形文化遺産にも登録。

今や国内外から注目を集める祭りとなっています。

伝統と革新が融合した祭り

約770年の歴史を持ちながらも、博多祇園山笠は時代に応じて進化を続けてきました。

美しい飾り山笠の造形や、勇壮な舁き山の走りは、古き良き伝統と現代の技術・工夫が融合した見事な文化遺産です。

その歴史の重みと熱気をぜひ現地で体感してみはいかがでしょうか。

博多祇園山笠の見どころはここ!

約770年の歴史を誇る博多祇園山笠は、博多の夏の風物詩として全国から多くの観光客が訪れる大人気のお祭りです。

ここでは、特におすすめの見どころをわかりやすくご紹介します。

豪華絢爛な「飾り山笠」

7月1日から祭り期間中、博多の町の各所に「飾り山笠」が公開されます。

高さ10メートルを超えることもあるこの巨大な山笠は、歴史物語や歌舞伎、アニメキャラクターなどを題材にした色鮮やかな人形飾りで装飾されており、写真映えも抜群!

昼間はもちろん、ライトアップされた夜間の姿も幻想的で必見です。観光がてら町歩きと一緒に楽しめるのも魅力のひとつ。

迫力満点の「追い山笠」

祭りのクライマックスは、7月15日早朝4時59分にスタートする「追い山」。

櫛田神社の境内でスタートを切った山笠は、約5キロの市街地コースを全力疾走します。

山笠の下には約30人の舁き手がつき、掛け声「オイッサ!オイッサ!」とともに一丸となって走る姿は圧巻の迫力

沿道には深夜から場所取りをする観客が詰めかけ、その熱気と一体感はこの祭りならではの体験です。

博多の街を駆け巡る「流れ舁き」

追い山の前哨戦ともいえる「流れ舁き」は、7月12日と13日に行われます。

この日は博多の各流(町内グループ)が自流のコースを山笠を担いで走り抜け、観客との距離が近いのが魅力。

住宅街や細い路地を猛スピードで通り抜ける山笠を間近で見られる貴重なチャンスです。

博多っ子の熱気と掛け声

祭りの期間中、参加する「舁き手」たちは伝統的な締め込み姿(ふんどし+法被)で参加し、祭り一色の雰囲気を醸し出します。

沿道の観客と一緒に「オイッサ!オイッサ!」の掛け声で盛り上がる場面もあり、観客参加型の熱狂感が味わえるのも大きな魅力です。

もも

博多祇園山笠の見どころは、豪華な飾り山笠、迫力の追い山、町中を駆ける流れ舁き、そして博多っ子の情熱そのもの

博多祇園山笠最大のクライマックス!追い山とは?

博多祇園山笠のなかでも最大の見せ場として知られるのが「追い山(おいやま)」

その迫力と緊張感に魅了され、毎年多くの観客が早朝から沿道に詰めかけます。

こでは、そんな追い山の魅力や見どころ、楽しみ方を詳しくご紹介します。

追い山とは?

追い山は、祭り最終日の7月15日早朝に行われる競争形式の行事です。

各流(町内ごとのチーム)ごとに、約1トンの舁き山(かきやま)を担ぎ、櫛田神社から約5キロの市街地コースを全力で駆け抜けます。

そのタイムを競うという点も大きな特徴で、舁き手たちの真剣な表情と迫力の走りはまさに圧巻。

博多祇園山笠のクライマックスにふさわしい熱狂のひとときです。

追い山の流れとタイムスケジュール

追い山は午前4時59分、櫛田神社境内でスタートする「櫛田入り」から始まります。

まずは境内のコースを1周し、境内内でタイムが計測されます。続いて山笠は「追い山笠コース」と呼ばれる市街地ルート(約5キロ)に飛び出し、各所の計測ポイントを経てゴールへ向かいます。

約5分〜7分というスピードで走り抜ける姿は、観客の歓声と熱気に包まれます。

観覧のおすすめポイント

櫛田神社境内(櫛田入り)
 迫力満点のスタートシーンが見られる。ただし事前抽選制で境内入場は非常にプレミアム。

大博通り沿い
 広い道路を全速力で駆け抜ける山笠が間近で見られる人気ポイント。早朝から場所取り必須。

明治通り・呉服町エリア
 比較的場所取りがしやすく、撮影にもおすすめ。

見どころポイント

  • 櫛田入りの勇壮なターン
     狭い境内で山笠がきわどい角度で曲がる場面は観客から大歓声!
  • 男たちの気迫とスピード
     全身全霊を込めた走りは、一瞬たりとも目が離せません。
  • 掛け声「オイッサ!オイッサ!」の一体感
     沿道の観客も声援を送り、会場全体が一体となった熱狂に包まれます。
もも

まだ薄暗い博多の町を豪快に駆け抜ける山笠の姿は、まさに一生モノの感動体験!

博多祇園山笠を観に行くならここに注意!

博多祇園山笠は、福岡の夏の一大イベントとして全国から多くの観光客が訪れる人気のお祭りです。

その分、混雑やマナー、観覧時の注意点も押さえておくと安心。

ここでは、博多祇園山笠を観覧する際に気を付けたいポイントをご紹介します。

混雑対策は万全に!早めの行動がカギ

特に追い山(7月15日早朝)は、毎年深夜から場所取りをする人が多く、人気の観覧スポットは午前3時頃にはすでに満員になることも。

  • できるだけ早めに現地入りする
  • ・公共交通機関の最終・始発時間を確認しておく
  • ・混雑時は最寄り駅から徒歩移動を覚悟しておく

など、事前準備をしっかり行いましょう。

熱中症・体調管理に注意

博多祇園山笠の期間中は真夏の暑さが続きます。

特に昼間の流れ舁き飾り山笠見学では長時間の屋外観覧になることも。

  • 水分補給はこまめに
  • 帽子・日傘・タオルなど暑さ対策グッズを持参
  • 体調が悪いときは無理せず休憩する

安全に楽しむためにも、無理のない観覧を心がけましょう。

観覧マナーを守ろう

博多祇園山笠は地域の神事でもあります。

観覧時には以下のマナーを意識しましょう:

  • 通行の妨げになる場所での観覧はNG
  • 道路に出ての撮影や観覧は禁止
  • 地域住民や参加者へのリスペクトを忘れずに
  • ゴミは必ず持ち帰る

現地の雰囲気や地域文化を尊重して、気持ちよく祭りを楽しみましょう。

撮影時の注意点

近年はスマートフォンやカメラでの動画・写真撮影も人気ですが、撮影マナーにも注意が必要です。

  • 撮影に夢中になって他の観客の視界を遮らない
  • フラッシュ撮影は舁き手の妨げになるため控える
  • 自撮り棒や三脚の使用は禁止エリアも多いのでルールを守る

マナーを守れば、素敵な思い出がきっと残せます!

博多祇園山笠と一緒に楽しみたい!周辺グルメ&観光スポット

せっかく博多祇園山笠を観に行くなら、祭りだけでなく博多の魅力もしっかり満喫したいもの。

博多はグルメの宝庫であり、歴史ある街並みや観光スポットも豊富です。

ここでは、博多祇園山笠とセットで楽しめるおすすめのグルメと観光スポットをご紹介します。

博多グルメ編

博多ラーメン

博多といえばまずはこれ!

濃厚な豚骨スープと極細ストレート麺が特徴の博多ラーメンは、天神・中洲エリアを中心に名店が集まっています。

おすすめ店:一蘭本店・博多だるま・元祖長浜屋

博多うどん

意外と知られていませんが、博多のうどんはやわらかい麺と優しい出汁が特徴。

祭りの合間にもぴったりな一品です。

おすすめ店:ウエスト・大地のうどん・牧のうどん

明太子グルメ

福岡名物の明太子は、ご飯のお供だけでなくパスタ・おにぎり・卵焼きなど幅広いアレンジメニューが楽しめます。

博多駅周辺のお土産店やレストランで要チェック!

屋台グルメ

中洲・天神エリアの夜には、屋台がずらりと並びます。

ラーメン、焼き鳥、おでん、餃子など、地元ならではの味と屋台文化をぜひ体験してくださいね。

観光スポット編

櫛田神社

博多祇園山笠の舞台となる櫛田神社は、祭り期間中はもちろん、通年で参拝客が訪れるパワースポット。

境内には飾り山笠の常設展示もあり、祭り以外の時期でも雰囲気が楽しめます。

博多町家ふるさと館

明治時代の町家を再現した施設で、博多の伝統工芸や歴史文化を学べます。

着物体験や博多織の展示など、観光+体験型スポットとしてもおすすめ。

キャナルシティ博多

買い物やグルメ、エンタメが集まる大型商業施設。

噴水ショーやアートな空間が楽しめ、家族連れやカップルにも人気です。

祭りの合間の休憩にも便利。

中洲の屋台&川沿い散策

夜の博多を満喫するなら中洲エリアへ。

ネオンにきらめく川沿いを散策したり、屋台巡りを楽しんだり、博多の夜の魅力をたっぷり味わえます。

もも

祭りと合わせて一泊してゆっくり巡るのもおすすめです

\旅のお土産やお取り寄せグルメに/

まとめ

博多祇園山笠は、約770年の歴史を誇る伝統行事であり、博多っ子の誇りと熱気が詰まった祭りです。

豪華な飾り山笠や迫力の追い山、地域一体となって盛り上がる熱狂的な雰囲気は、現地でこそ体感できる特別な魅力があります。

開催時には、ぜひ早めの準備とマナーを心がけて、安全に楽しんでくださいね。

また、祭りだけでなく博多ならではのグルメや観光スポットも合わせて訪れることで、より思い出深い旅になるはずです。

この夏は、博多祇園山笠の迫力と感動を現地で体験してみてはいかがでしょうか?

\櫛田神社まで徒歩約5分!食事や買い物も便利/

\地下鉄祇園駅すぐ!櫛田神社まで徒歩3〜4分/

\早朝追い山観覧に便利!博多駅周辺ホテル/

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この記事を書いた人

旅行が大好きな「もも」です。
行って良かった場所の紹介と、行ってみたい場所やこれから行こうとする場所については調べてまとめていきます。

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